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【辻村酒店が厳選!】この夏、絶対に飲んでほしい日本酒 ~10選~【前篇】

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【辻村酒店が厳選!】この夏、絶対に飲んでほしい日本酒 ~10選~【前篇】

この記事を書いた人

ハリー

ハリー

美容室アトリエハリヤマ/美容師

自称、青森で一番「ヘッドスパ」に情熱を注ぐ美容師。青森県の耳よりな情報を、雑誌やWEBマガジンに寄稿し、全国へ発信する「ライター活動」も細々とやっている。

こんにちは。ハリーです。

さてさて、今回は「お酒」の記事。それも各地で「地酒」と呼ばれる日本酒の話題でございます。

はじめに申し上げますが、わたくしお酒は「死ぬほど弱い」です。

ですが「お酒の席」や「お酒の話」なんかは、とても好きだったりします。

そんなお酒に弱い私が今回お会いしたのは青森のお酒ツウのみなさんの間では有名な「日本酒ソムリエ」や「日本酒バカ」とも称される「日本酒スペシャリスト」

数々の異名をお持ちの「辻村さん」を取材してきました!

日本酒スペシャリスト、辻村 大さん

今回お邪魔したのは、平内町小湊地区の「つじむら酒店」さん。

辻村酒店

「青森の地酒」を中心とした全国のお酒を主に取り扱う、評判の有名店です。

辻村酒店

店主、辻村 大(つじむら だい)さん。

辻村大

「3代目 ミスター跳人」にも選ばれた程、青森ねぶた祭に命をかけているお方です。

北は北海道、南は滋賀県まで、全国の蔵元を訪ね歩き、あらゆる土地の日本酒を吟味してきた辻村さん。

有名無名、銘柄にとらわれず、彼自身が実際に飲み、本当に美味しいと思ったお酒だけをつじむら酒店では取り扱っているそうです。

というわけで、彼をよく知る人は、敬意を込めて「日本酒バカ」と呼ぶそうです。

辻村大

お酒との出会いをエスコート

つじむら酒店の大きな特徴として、その時その場の、お客さんの「気持ち」やおかれた「状況」など、あらゆるシチュエーションから、その方にピッタリのお酒を1本「厳選する」というものが挙げられます。

辻村酒店

お客さんが探し求めていた「この1本」との出会いへ導く。

全国の美味いお酒を探して渡り歩いた辻村さんだからこそできる「お酒のエスコート術」ではないでしょうか。

実際に、厳選してもらいました。

ハリー:というわけで、辻村さん、本日はよろしくお願いします。

辻村さん:よろしくお願いします。

ハリー:では早速、「こういう場合は、この酒!」というシーンを想定して、いくつかご質問させて頂きますね。

辻村さん:良い日本酒ばかりなので、正直、「この夏の10選」と選んでしまうのは難しいのですが……やってみます(笑)

1.この夏「日本酒初心者」に飲んでほしい1本

「酒は専らビールしか飲まない」とか、または例えば「飲んだことないんですけど、この夏は日本酒にチャレンジします!」なんていう「日本酒初心者」の方におススメの1本を教えてください。

OKでございます。もうね、そういうお客様がいらっしゃった場合迷わずおススメしているのが、これなんです。

■豊香 (ほうか) 純米無濾過生原酒 初しぼり

豊香

酒造元:株)豊島屋(長野県岡谷市)アルコール度:17度

初心者だからといって「とりあえず低アルコールのものを」と結論づけてしまうのは非常に勿体ないというか……。

アルコール度数うんぬんよりも「スッキリさわやかな飲み口」のものをまずは楽しんで頂きたいので。まさに、このお酒ですね。それに、ここの蔵元さんは、 「うちのお酒は入門編で良いですから」と言っている蔵元さんなんです。

豊香

まだまだお酒としては若い銘柄なんですけど値段が「¥2,000(税抜)」で日本酒にしては安めですが、味はお値段以上ですよ。

その名の通り「香りも豊か」だし、初心者にもわりと飲みやすい「甘口」だけど「甘ったるくない」ですから。この値段で、この味? というくらい美味しいですよ。

日本酒初心者でも、豊香の味を覚えれば間違いなくリピートで買いたくなる、そんなお酒ですね。

2.この夏「日本酒にうるさい人」に飲んでほしい1本

「日本酒? もう知り尽くしたなぁ」という玄人のお客さんに、ぜひとも飲んで頂きたい1本って、あるものでしょうか?

ええ、ありますよ。そんなあなたを「まだ体験したことのない世界」へご案内できるお酒が、こちらでございます。

■EMISIKI  純米大吟醸   INTENCE  (インテンス)

INTENSE

製造元:株)笑四季酒造(滋賀県甲賀市)アルコール度:16度

これ、日本酒なんですか?なんだかワインのラベルみたいですが……。

もちろん日本酒ですよ。毎年、こんな斬新なラベルを出してきますが中身はとても正統派の美味いお酒です。

もうね、日本酒マニアも唸るほどに日本酒を「実験」している蔵元さんなので、前の年に試したものの経験を活かして、翌年は180度ガラッとお酒の方向を変えてきたりします。

年々「ぜい肉」をそぎ落とすかのような味わいになってきているので、誰が飲んでもスっと共感できる味わいになったお酒です。

INTENSE

じゃあ、日本酒の玄人が飲んでも?

満足できるでしょうね。「おっ!? いいねぇ。ラベルはこんな感じだから、ちょっと心配してたけど、美味いじゃん」と言ってもらえるでしょうね。

ちなみに同じ蔵元さんで、こういうラベルのお酒もありますよ。

■Masterpiece (マスターピース)

Masterpiece

アルコール度数:16度

もはや日本酒とは思えぬラベルですが、これも玄人に飲んでほしいお酒です。本当に。

3.夏の「祭」を見ながら飲んでほしい1本

これからの季節、例えば「ねぶた祭」とか、お祭りで盛り上がっている場にはこの日本酒が似合う! というお酒はありますか?

あー、色々ありすぎて難しいなぁ(笑)ぬぅ……うーん……(夏の歌を口ずさむ辻村さん)…1本だけに絞らないとダメですか?

いえ、数本選んでもらっても大丈夫ですよ。

OKです。でしたらまず……お祭りの興奮度が高まると、繊細なタッチのお酒よりも「ガツン!」とくるお酒の方がますます盛り上がると思いますので……よし、これにしましょう!

■若駒(わかこま)美山錦50 しずく搾り斗瓶採り

若駒

製造元:株)若駒酒造(栃木県小山市)度数:17度

日本酒の原料となるお米を、磨けば磨くほどさっぱりとした味わいになっていくのですがここの蔵元さんは「米をあまり磨かない」というコンセプトでお酒を作っております。

どんなに磨いても、せいぜい「半分」しか磨かないんです。磨かないということはそれだけ「雑味」が残るのですが、でもそれもお酒の「個性」なのではないか? と考える蔵元さんです。というわけで、その「個性」をしっかり残しているお酒です。

飲んでみると非常に「躍動感」のある味わいでして、実に美味い。お祭りの興奮度と実にマッチするお酒ではないかと思います。

ちなみに、夏限定バージョンで、こういうのもあります。

■夏駒(なつこま)

若駒
アルコール度数は14度と、少し低め。若駒の夏バージョンで、馬がサングラスをかけてイケイケなラベルになってます。普通の若駒よりもすっきり飲みやすくて、夏を感じさせる味になっております。でも、あくまで派生版ですので、まずは通常の若駒からお試し頂きたいですね。

若駒にはシリーズが色々とありまして、どれもお米の品種と磨き方が違っているので個性たっぷりですよ。

若駒

もう一つ「祭」におススメしたいのがこちら出ました! 地元、青森県の地酒!

■夏どぶろっく 活性純米にごり酒

夏どぶろっく

製造元:株)八戸酒造(青森県八戸市)度数:16~17度

冬の人気銘柄「どぶろっく」の夏限定バージョン。通称「夏どぶ」です。これはもう、大人のサイダーです。飲みやすさ、炭酸の刺激、爽快なのど越し。香りはほのかに甘酸っぱい味わいを連想させ祭の場にはピッタリでしょう。にごりの部分は酵母が生きている証拠です。ガス抜きの穴が開いているので、ゆっくり時間をかけて開けないと飛び出す恐れがありますから、ご注意を。

 

では、お祭りが終わって家に帰ってきて、その余韻に浸りながら飲んでほしい1本はありますか?

あ、それならもう、これで決まりしょうね。

 

■萩の鶴(はぎのつる)純米吟醸 別仕込

萩の鶴

製造元:株)萩野酒造(宮城県栗原市)度数:15度

猫が夕涼みしている絵のラベルが実に可愛らしい、夏の日本酒です。

このお酒は「別仕込」といって、大吟醸などに使う酵母を特別に使用している純米吟醸のお酒なんですよ。やや、口当たりがフワっとしていながらもまだ若い、キリっとしたタイプの味です。

まぁ例えるなら「あれこれ考えず、だらっと楽しもう」というお酒ですね。

夏は暑いけど、このお酒でゆったりと。祭の余韻に浸り、ほっと一息つこう。そんなコンセプトで楽しめるお酒です。

4.夏、友達が地元に帰ってきた時に、飲んでほしい1本

県外に出て行った友達が地元に帰ってきて、誰かの家で「宅飲み」をする際に、この酒! といえば?

うーん、やっぱり地元の酒がいいなぁ。友達と家で飲むんだったら、そこはもう「気取らずに、でも良い酒」ですな。

■喜久泉(きくいずみ)吟冠

喜久泉

製造元:株)西田酒造店(青森県青森市)度数:15度

これはもう、青森県民にとっては「常に身近にあるお酒」がコンセプトの地酒。身近にあるんだけど、実に上質。価格も¥2,000(税抜)でこれは、安いと思います。

「久しぶり!飲むべ!」「おーう!わぁ、酒持って行ぐはんでー!」といって、ドン!と出したいお酒。

青森県民からすれば「今更なんじゃない?」と思われるかもしれませんが、全国の日本酒と比べても
普通に美味い。「田酒」と並んで、全国に十分通用します。毎日の晩酌用でも良いお酒ですが、それにしては普通に美味い、地元青森県の地酒。「気取らずに飲める質の高いお酒」です。これなら友達と宅飲みにピッタリですよ。

5.お盆など、親戚が集まった時に飲んでほしい1本

例えばお世話になった親戚のおじさんと、二十歳になった甥っ子が一緒に「お前も大人になったし、飲むが!?」となった場合にこのお酒が合う!というものはありますか?

なーるほど。良い飲みの場ですね。でも、親戚とか身内同士であったとしてもそこはやはり「地元の良い酒」を飲んでもらいたいので……

■陸奥八仙 華想い50(むつはっせん はなおもい50) 純米大吟醸 無濾過生原酒

陸奥八仙

製造元:株)八戸酒造(青森県八戸市)アルコール度数:16度

気品のある味わいですが、地酒ツウの人から初心者まで、みんなが楽しめる地酒です。少しかしこまった場でも恥ずかしくない。それでいて、肩ひじを張って飲む程の価格でもない。

昔を思い出すでも良し、世間話でも良し、じっくり語れる、そんな夏の良い時間を過ごせる、良い酒です。お盆とか、親戚が集まる場にはピッタリでしょう。

まだまだお聞きしたいのですが……

辻村さん、さすが「日本酒バカ」と称されるだけあり、知識量が半端で無いですね。それでいて実に説得力のある説明で、酒が飲めないこの私でも、思わず「飲んでみたい!」と考えてしまうお酒ばかりでした。

ご紹介頂いた日本酒はまだまだあるのですが後編】で、じっくりとご紹介させて頂きます!!

というわけで、次回もお楽しみに!

つじむら酒店

辻村酒店

■住所
〒039-3321 青森県東津軽郡 平内町小湊小湊73−2

■電話番号
017-755-2024

■営業時間
9時~20時

お問い合わせ、通信販売はお電話、または
公式ホームページからお願いします。

※「青森日和」の記事を見ました。とお伝えください。

 

<写真/文 ハリー(張山和希)>

※掲載画像の無断転載・複製を一切禁じます

スポット情報

スポット情報ページ: つじむら酒店

スポット名 つじむら酒店
住所 青森県東津軽郡 平内町小湊小湊73−2
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電話番号 017-755-2024
営業時間 9時~20時
店休日 なし
駐車場 あり。数台可能
ホームページ http://www.sake-tsujimura.com/

※正確な情報は直接お問い合わせください。

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