1,567 views

【辻村酒店が厳選!】この夏、絶対に飲んでほしい日本酒 ~10選~【後篇】

  • Twitter

  • 0

    +1

  • はてブ

【辻村酒店が厳選!】この夏、絶対に飲んでほしい日本酒 ~10選~【後篇】

この記事を書いた人

ハリー

ハリー

美容室アトリエハリヤマ/美容師

自称、青森で一番「ヘッドスパ」に情熱を注ぐ美容師。青森県の耳よりな情報を、雑誌やWEBマガジンに寄稿し、全国へ発信する「ライター活動」も細々とやっている。

こんにちは。ハリーです。

前回の記事に引き続き、青森県が誇る「日本酒スペシャリスト」平内町の「つじむら酒店」「店主・辻村 大(つじむらだい)」さんに「この夏、飲んでもらいたい日本酒」をいくつか選んで頂きました。

前回の記事はこちら!

「夏酒」の楽しみ方

そもそも「夏の酒」といったらどういった特徴があるのでしょうか?

辻村大

(以下:辻村 大さん 談)

特徴ですか? それは千差万別ですね。各社「夏酒」といっても、考え方はそれぞれ違います。「夏は暑いからスッキリとしたお酒」を出す蔵もあれば「夏は暑いからダレ気味でしょ?ガッツリしたお酒を飲んで」という蔵もあります。本当に考え方は様々で、だからこそ色んな種類のお酒が楽しめるんです。

今回も厳選してもらいました

夏酒にも色々な考え方があるのですね。では、今回もお酒を厳選して頂きますね。

はい、お任せくださいな。

では前回選んだ5本に続き「6」からお願いしますね。

6.海に似合う日本酒「磯遊び」

例えば海で磯遊びをしたり、海水浴をしたりそういう場合の「夏の海」を楽しむのにぴったりな1本、選んで頂けますか?

海ねぇ…うみ…うみ…。どこらへんの海がいいかなぁ?

じゃあ、平内町の「夏泊半島」の海はいかがでしょうか?

了解です。じゃあ「大島」のあたりで肉を焼いて、磯遊びもして、海風も肴になっちゃうような
そういうシチュエーションを想定して、このお酒でしょう。

■七郎兵衛(しちろべえ)特別純米 無濾過生原酒 

七郎兵衛
製造元:株)竹浪酒造店(青森県板柳町)アルコール度数:19度

熱燗(あつかん)などのお燗をメインに製造している蔵元さんが作った地酒なので、非常に濃くて辛口のお酒なんです。ガツンと濃厚で、ドッシリとした美味さがあるお酒で、バーベキューをしながらとかアウトドアをしながらには、これはもう存在感バッチリでしょう。

夏のカンカンに照り付ける太陽と海。そんなシーンでは、この地酒をロックでガンガン飲んで欲しいですね。このお酒の存在感は、バーベキューの肉にも負けませんよ。

ちなみに一部の日本酒マニアの間では、非常に話題沸騰中の知る人ぞ知る、青森の地酒です。

7.海に似合う日本酒「デート」

では、同じく海によく似合うお酒として、例えば彼女と海でデートする時などに「ちょっとお酒も飲もうか」となった場合の1本を選んで頂けますか?

なにぃ!? 海でデートって、浴衣で!?

まぁ浴衣でも、普段着でも、どちらでも構いませんが……

じゃあ、浴衣で!! いいねぇ!夏だぁ! せっかく彼女と浴衣デートするんだったら、やっぱり「おシャレな日本酒」ですね。これを飲んでもらいましょうか。

■MUTSU8000 Brut(ブリュット) 2016

陸奥八仙

製造元:株)八戸酒造(青森県)アルコール度数:14度

有名な陸奥八仙のシリーズなんですけど、これは「スパークリングワイン」をイメージして作った地酒なんです。味わい的にはとってもドライ。甘味よりも若干酸味が勝っているような味。量のわりには少々お高いのですが、でもあえて、こういうコンセプトで出されているお酒なので、その価値は価格以上に十分にあります。

大人数でワイワイ飲むより、彼女と二人でしっかり味を確認しながら「おいしいね」と飲むのにはピッタリです。これだったら和食はもとより洋風やイタリアン料理にもマッチしますしワイン感覚で楽しめるお酒ですね。

8.「花火」を楽しむ時に飲んでもらいたい1本

夏の夜空を彩る、特大の打ち上げ花火。ぜひともこれを飲んで、花火大会を楽しんでほしい、という1本を教えてください

メインはもちろん「花火」なので……それに華を添えるお酒が良いでしょうね。これはもう安直に……

■HATOMASAMUNE 活性純米にごり HANABI

HATOMASAMUNE

製造元:株)鳩正宗酒造(青森県十和田市)アルコール度数:15度

これはスパークリングの日本酒です。シュワっとした口当たりが楽しめます。打ち上げ花火に負けない、フレッシュで爽やかな後味も素晴らしいですね。夏の暑い時期、夕涼みをしながらでも美味しく飲める地酒でしょうね。さわやかな口当たりで、夏の花火をさらに楽しんでもらえる地酒ですね。

9.夏休み。好きな女の子と2人で飲むチャンスが到来!! これは本気で口説くしかない!! 気合を入れて臨む時に、持参したい1本

例えば20代前半くらいのメンズが「好きな子を口説きたいんです!バッチリの酒を選んでください!」と、目をギラギラさせて来た場合、の日本酒ってありますか?

おお!日本酒で口説く!すんばらしい!いいですねぇ!

 

では、「この1本」を選んでください!!

あー、どうしようかなぁ……。うーん……。うぅーん……?(本気で悩みまくる辻村さん)

その好きな子も、やや自分に気があるんじゃないか? もしかしたら、付き合ってくれるんじゃないか!? という状況を、想定して選んで頂ければ……

えーっと……。当て字っぽい感じもするんですけど……

 

■結(ゆい)純米吟醸 夏吟風 無濾過生原酒 亀口直汲み

結

製造元:株)結城酒造 (茨城県結城市) アルコール度:17度

取ってつけたような説明で、なんか申し訳ないんですけど、その好きな子と「縁を結ぶ」と考えた時に、字的にも最高に良いと思います。

結

生半可に飲みやすいお酒とか、フルーティ、とかではなく、あえて「本気でしっかり美味いお酒」が良いかな。あと、このお酒を作っている杜氏(とうじ)さんが実は女性の方なんです。だから「女心」が詰まっている日本酒です。

結

日本酒を飲んだことの無い女の子と飲むからといって、「とりあえず軽いお酒を」と割り切ってしまうのではなく、本気で口説く場合は、本格派のしっかりとしたお酒で臨みましょう。ちなみにこの「結」は関東を中心に、グイグイ伸びてきている茨城県の地酒です。

結

中でもおススメなのは、夏限定の「夏吟風」北海道の「吟風」という酒米を使ってます。味わいもしっかりあるんですけど、爽快感もあります。

結

「吉」を結ぶ、というラベルも、非常にステキじゃないですか。しかし男女間の浮気はマズイですが、日本酒はどんどん浮気して楽しんだ方がイイですよ!(笑)

10.いつかの夏の儚い思い出。甘酸っぱい、あの日の思い出。それを思い出しながら一人、静かに飲みたい時には、この1本

夏の思い出って、なぜか儚いものが多いですよね。当時付き合ってた彼女に、キツい事を言っちゃって泣かれて、一週間くらい音信不通になったりとか……

え、なに? フラれたの? まぁ、そういう思い出を、たまに振り返りたくなる日もありますよね。

甘酸っぱい…甘酸っぱい思い出……そんなあなたには、このお酒。

■HATOMASAMUNE 純米生酒 リンゴ酸酵母仕込

HATOMASAMUNE

製造元:株)鳩正宗酒造 (青森県十和田市)アルコール度:15度

読んでその名の通り、リンゴに含まれている甘酸っぱいリンゴ酸が含まれております。飲み口もキュッと甘酸っぱい酸味を感じられる地酒ですね。それでいて、サラリとした喉ごしです。一口目よりも二口目、口が慣れてくるごとに芳醇な果実感が増してくる感じがします。あの時フラれたけど、あれも良い思い出だったなー。とか、ありますよね。そういう風に、いつかの夏を思い出すのも、たまには良いんじゃないですかね。甘酸っぱい記憶は、サラリと飲みこんでしまいましょう。(遠い目をする辻村さん)

辻村 大の日本酒に対する想い

(以下:辻村 大さん 談)

つじむら酒店で扱っているお酒は、味わいは元より、そのお酒の「価値」を飲んで欲しい、そんなお酒ばかりです。米から日本酒を作る、という作業は実は我々が想像するよりもとても大変なことで、しかも狙った味を出すというのは、本当に至難の業なのです。大量生産をする大手メーカーさんとは違い、小さな蔵元さんたちが細部にまでこだわって醸す「手造りのお酒」だからこそ出せる唯一無二の味。一つとして同じ味わいの物はない造り手の個性があるから面白い! それが各地で「地酒」と呼ばれる日本酒の魅力でもあります。

近年、全国的に「日本酒ブーム」が兆しを見せておりますが……というか日本酒ブームって言葉があまり好きではありません。ブームってさーっと来てさーっと去ってしまうイメージじゃないですか?
今の状態はブームなんかじゃなく、各蔵元さんの真価が認められてきてるってことなんだと思うのですよ!

日本酒は年々進化を遂げています。一昨年より去年、去年より今年と、毎年味わいを更新していますよ!そんな時代だからこそ、今こそ改めて「日本酒」というもののスタイルを「大きく見直す時期」が来たのではないでしょうか?

ハリーが選んだ「この夏の1本」

さて、ここまで色々とご説明をして頂きまして酒の飲めない私も、お土産に1本、日本酒が欲しくなりました! 選んでいいですか?

いいですねぇ。日本酒デビューですか? どれをお買い上げでしょうか?

どれも魅力的で、ものすごく悩みました。「夏駒」と迷いましたが、この夏は……これにします!

 

■結(ゆい)純米吟醸 まっしぐら

結

製造元:株)結城酒造 (茨城県結城市) アルコール度数:16~17度

おっ、「結(ゆい)」を選びましたねぇ。さては、誰かを本気で口説くつもりですか? ところで「まっしぐら」という名前、どこかで聞いたことありませんか?

そうです。我らが青森県が誇るお米「まっしぐら」を使っているのです。それを45%と大吟醸並みに磨いて使用しているお酒なんです。「青森の食用米を好んで使って純米吟醸を作っている」ということからここの蔵元さんとの縁が生まれ、お付き合いが始まりました。

結

食用米で仕込んだとは思えない、実に艶感と透明感のある素直な旨みと甘み。でも、しばらく時間を置くと甘味が増し、芳醇で華やかな味わいに変化します。これはもう、青森の地酒といっても過言ではないですよ! おススメです!

さいごに・・・

今回は本当にありがとうございました! おかげさまで、お酒にとても弱いこの私も「日本酒って面白いなぁ」って、興味がわいてきましたよ!

ありがとうございます。お酒が好きでも日本酒には興味が無かった人たちでも、今回の企画を通して、少しでも「日本酒、飲んでみようかな?」と思って頂けますと嬉しいです。

辻村大

ところで、日本酒って「夏酒」だけではなく春夏秋冬、すべての限定酒が発売されるんですよ。

じゃあ、「秋に飲んでほしい日本酒10選」の企画もできるってことですか?

可能です。9月末~10月頃になれば秋の酒がたくさん入荷しますので。

辻村酒店

というわけで、もしかしたら「秋の日本酒」を求めてまた、つじむら酒店さんへ青森日和が取材にお邪魔するかも!? まずは夏に飲みたい日本酒を楽しみつつ、秋もご期待ください!!

■つじむら酒店

辻村酒店

■住所
〒039-3321 青森県東津軽郡 平内町小湊小湊73−2

■電話番号
017-755-2024

■営業時間
9時~20時

お問い合わせは、お電話または公式ホームページからお願いします。

※「青森日和」の記事を見ました。とお伝えください。

 

<写真/文 ハリー(張山和希)>

※掲載画像の無断転載・複製を一切禁じます

スポット情報

スポット情報ページ: つじむら酒店

スポット名 つじむら酒店
住所 青森県東津軽郡 平内町小湊小湊73−2
Google Mapで見る
電話番号 017-755-2024
営業時間 9時~20時
店休日 なし
駐車場 あり。数台可能
ホームページ http://www.sake-tsujimura.com/

※正確な情報は直接お問い合わせください。

Google Mapで見る

  • Twitter

  • 0

    +1

  • はてブ