4,787 views

【津軽びいどろ】四季を感じるハンドメイドガラス~手づくりの美~

  • Twitter

  • 0

    +1

  • はてブ

【津軽びいどろ】四季を感じるハンドメイドガラス~手づくりの美~

この記事を書いた人

ハリー

ハリー

美容室アトリエハリヤマ/美容師

自称、青森で一番「ヘッドスパ」に情熱を注ぐ美容師。青森県の耳よりな情報を、雑誌やWEBマガジンに寄稿し、全国へ発信する「ライター活動」も細々とやっている。

-あなたの生活の中に、ガラス製品はどれくらいありますか?

こんな質問を投げかけられると、多くの方々はおそらく
答えに困ってしまうかもしれませんね。

「四季を感じるハンドメイドガラス」というものが
青森市で製造されていることをご存知でしょうか?

その名は「津軽びいどろ」

青森県が世界に誇る伝統工芸品です。

今回は、津軽びいどろを製造している
青森市の「北洋硝子株式会社」へ、お邪魔して参りました。

「津軽びいどろ」とは?

1949年創業の北洋硝子株式会社は、創業当時
ガラスで漁業用の「浮球(うきだま)」を作っておりました。

その浮球は黒潮に乗って、遥かアメリカ西海岸にまで流れ着いたそうです。

ビーチコマー(海岸に流れ着いたものを収集し、どこから流れてきたかを
研究解明する人たち)は浮球に刻印された【北】マークを逆さに読んで
「ダブルF」と呼び珍重していたそうです。

長年の浮玉製造で培った「宙吹き」の技法を用い、青森の自然をイメージさせる
ハンドメイドガラスの創作に取り組み、1977年「津軽びいどろ」が誕生しました。

初期には津軽半島「七里長浜(しちりながはま)」の砂を使用していたそうです。

職人たちは技術開発にも力を注ぎ、美しい色ガラスの調合や、
高い技術を要する技法もほぼ独学で習得するなど、常に新しい技への
たゆまない努力を続け、現在では青森県伝統工芸品の指定を受けるに至りました。

日本を代表するハンドメイドガラスとしてテーブルウェアだけでなく
ライフスタイル全般に豊かな彩りと季節感を演出しています。

「津軽びいどろ」が生まれる場所

津軽びいどろを製造する、職人たちの作業場。

「青森マイスター」や「青森県伝統工芸士」に認定された「匠」とも呼ばれる
ベテランの職人たち。

匠を目指す若手の職人達も、技術を磨く日々を積み重ねております。

365日、1日も休むことなく、この場で作業は続けられます。

取材時は7月下旬だった為、作業場の気温はかなりの高さでした。

暑い夏も、寒い冬も、この場で作業をするということは
相当の集中力と体力、そして「熱意」が必要でしょう。

伝統の技法

津軽びいどろの生産で主に使われるのが「宙吹き」という技法です。

型や機械を使わずに、棹をまわしながらガラスを吹くもので、
紀元前1世紀頃から受け継がれてきた伝統の技法です。

この技法を修得するには長年の経験が不可欠です。

坩堝の中で溶けた約1200度(成形温度)のガラスを吹き棹の先端に巻取り、
もう一方の端から息を吹き込んで膨らませながら形を整えます。

成形炉で再加熱しながら色ガラスや色ガラスのフリットを重ねて仕上げていきます。

吹く加減と回すスピード、その微妙な加減で様々なカタチを造ることができます。

器の形状やデザインによっては、 ほかの職人と息を合わせてひとつの作品を完成させることも。

あっというまにカタチになってゆくガラスは、まるで魔法を見ているかのようで、
積み重ねた時間がそこから伝わってきます。

ガラスを「導く」

完成した器や花器には模様やカタチに微妙な変化はありますが、
サイズには誤差がほとんどありません。

手仕事とは思えない、驚くほど整った品質。

その秘訣は「ガラスが動きたい方向へ導いてあげること」だそうです。

1200度にもなる溶けたガラスは熱く、見た目以上に重量があるものですが、
扱いが難しい竿を身体の一部のように操りながら、ガラスを“あるべき姿”にしてゆきます。

世界が認める伝統工芸品

長年の経験を積み重ねた匠が生み出した「津軽びいどろ」は
全国のみならず、今や世界が認める伝統工芸品として、注目を集めております。

青森の鳥「ふくろう」をかたどった「親ふくろう」

一輪挿しとして人気の「彩手鞠」などの花器。


四季を感じられる「盃(さかずき)」や、珍しいガラス製の
タンブラー、マグカップなどが楽しめる「ねぶたシリーズ」など。

道具としてはもちろん、津軽びいどろはインテリアにも
「華」を添えるものばかりです。


また、料理に重宝する「耐熱ガラス」製品も。
無骨ではなく、鮮やかなものがラインナップされております。

うつろう四季に「津軽びいどろ」を

青森県は、四季がはっきりしていることが大きな特徴です。

誰もが待ち焦がれる、とても遅い春。
残雪と共に、懸命に芽吹いた花たちに笑顔がこぼれます。

新緑が過ぎ、どこよりも熱い祭に人々が舞い上がる
短い夏は、瞬く間に過ぎていきます。

見事に色づいた紅葉に、勇み足でやってくる寒さの気配を感じさせる秋。
五感すべてで、鮮やかな自然の豊かさを楽しみたくなります。

長く厳しい冬。激しい地吹雪の間に垣間見る
凛とした青空と、一面の白銀の世界に、つかの間の安らぎを覚えます。

そんな、はっきりとした四季のうつろいを見事に表現し、家庭の中でも
四季を感じられる「津軽びいどろ」

毎日の食卓に、日常の中に、北洋硝子の職人達が生んだハンドメイドガラス製品を
あなたも取り入れてみてはいかがでしょうか?

毎日の生活が、より一層、透明な輝きを放っていくことでしょう。

≪写真・文/ 張山 和希≫

※文章は一部、津軽びいどろホームページやパンフレットを引用させて頂いております。

「津軽びいどろ」製品は、北洋硝子株式会社1F展示場、
または楽天市場ネットショップにて購入が可能です。

 

津軽びいどろ 公式ホームページはこちら

スポット情報

スポット情報ページ: 北洋硝子株式会社

スポット名 北洋硝子株式会社
住所 青森県青森市富田4-29-13
Google Mapで見る
電話番号 017-782-4899
営業時間
店休日
駐車場 あり
ホームページ https://tsugaruvidro.jp/

※正確な情報は直接お問い合わせください。

Google Mapで見る

  • Twitter

  • 0

    +1

  • はてブ