みなさんこんにちは。
私の大好きな映画
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の
アトラクションがUSJから無くなり、
少し傷心気味のハリーです。
さてUSJといえば最近、みるみるうちに
東京ディズニーリゾートを抜く
勢いの売り上げを記録しておりますが、
その人気に(たぶん)一役かっているのが
誰もが知っている国民的キャラクター
「ス○ーピー」
ではないでしょうか。
恐らく、世界一有名なビーグル犬。
実は、我らが青森県には
そのス○ーピーに会えるという
ディープなスポットが密かに
存在することを、ご存じでしょうか?
田子町の山奥に……
近年「にんにくの町」として
全国的に知名度が上がっている
青森県田子町(たっこまち)。
県の最南端、岩手県、秋田県との
県境にある町で、
「田子ガーリックステーキごはん」が
最近話題になっております。
今から数年前のこと。
私は趣味で知り合った知人から
「田子町にス○ーピーの滝がある」
という話を聞きました。
「ス○ーピーって、キャラクターの?」
そう聞き返すと、知人は
「行ってみればわかるぜ……」
と言い残しその後、突然姿を消しました。
そう、知人は転勤になったのです……。
ス○ーピーの滝を探せ!
インターネットと地図を頼りに、
噂のス○ーピーの滝を探してみました。
どうやら正式には
「弥勒(みろく)の滝」というのだそうです。
しかし地元では「ソーメンの滝」
などと呼ばれているという噂も……
うーん、弥勒でス○ーピーでソーメン?
全く想像がつきません。
というわけで私は
奥入瀬渓流から国道103号を十和田湖に抜け、
国道104号を田子町へ
カーチェイス並みの速さで向かいました。

十和田湖から、急カーブの多い
峠道を駆け抜けること1時間。
「弥勒の滝」へ通じる道の
案内板を見つけることができました。
本当にス○ーピーの滝だった!
駐車場にバイクを停め、あたりを見渡すと
「弥勒の滝まで、徒歩5分」の案内板が。

新緑の美しい、ブナの原生林に
囲まれた、とても静かなこの場所。

トレッキングに来た気分で、遊歩道を
歩いてみることにしました。
そして5分後、
「弥勒の滝」

こ、こ、これは……!!
ス○ーピー!!
○ヌーピーじゃないか!!
左を向いているように見える……!!

というか、どう見ても、
号泣してるように見える……!!
この「弥勒の滝」の高さは
なんと、約30メートル。
幅は約20メートル。
そばで見ると、相当でっかいですよ。

とても巨大な岩肌を静かに流れる
水の姿が「ソーメン」を連想させるのだとか?
うーん、予想していた以上に
滝が大きくて、感動しました。
弥勒の滝の伝説
ところで、どうして「弥勒の滝」と
呼ばれるようになったのでしょうか?
滝の近くに詳しい説明版がありました。

そういうエピソードが……
ちょ、ちょっとハンカチ取ってきます。
初夏が見頃です!
伝説と多くの別名を持つ
弥勒の滝ですが、初夏の季節は
雪解け水の影響で水量も多く、
迫力満点の滝を見ることができます。
カーブが多い山道を進むので
行くまでに少し時間がかかりますが、
弥勒の滝の迫力を一目見れば
「来てよかったなー」って思えますよ。
行くときは是非、美味しいソーメンと
号泣するエピソードをご持参くださいませ!

(写真/文 ハリー(張山和希)
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