
こんばんは、肌寒くなってきましたね。
温泉が好きすぎてこの間倒れそうになったゲンサンです。
突然ですが、肌寒い中に入る露天風呂って何かオツですよね~
芸能人が秋の紅葉を見ながら露天風呂に浸かったりするTV番組を見ていると、温泉旅行に出かけたくなります。
青森も温泉地が沢山あり、露天風呂がある旅館やホテルがちらほら。観光客の皆さまも満足かと思います。
大自然のお風呂に入りたい!
大自然の中にぽつんと露天風呂。何かのアニメで、傷ついた動物たちが患部を癒しにお風呂に入りに来る……そんな光景にあこがれていました。

本当に居ると危険ですが……子供の頃はニホンザルや鹿なんかと風呂に入れればどれだけ楽しいかと思っていた事もあります。
大自然……無料で入れるお風呂と言えば青森は薬研温泉のかっぱの湯が有名ですね。
少し前までは隠れかっぱの湯という所もあったのですが、様々な問題があったようで取り壊しされてしまいました。
行きたいけど青森市からは……
青森からむつまで90km以上。むつから薬研までは30km。
合計120kmのドライビングです。流石に風呂に入った後に120km運転して帰りたくない……(出来るなら直ぐにビールを飲みたい)
イズミンさんに相談したら、「カブでいきなよ」とか言われる始末。カブが電車に搭載できるなら考えなくもないです。
でも、「そんなゲンサンに朗報です」とイズミンさんからある情報が。
かっぱは居ないけど、狸はいるよ。たぬきの湯って知ってる?
大自然の中にある温泉の事を「野湯」というらしいです。
八甲田周辺には酸ヶ湯温泉がありますが……実は温泉が湧く地域が山のあちこちに点在している模様です。
中でも田代平の田代湯元、「やまだ館」跡地には未だに温泉が湧いているとの事。
野湯自体、誰かが管理しているという事も無いようなので完全に自己責任で入ってくださいという温泉ですが……対価としてそれは素晴らしい景色と気持ちの良さが保証される様です。
ただ、山の中にずいずい入っていく度胸も無い僕には「たぬきの湯」がおすすめだとの事でして……

今は無き……昭和の時代に下湯ダムの湖底へと沈んだ幻の温泉……
下湯温泉のなごりがまだ残っているそんなお風呂に行ってみようと思います!
青森市高田から小牧野遺跡方面へ

高田から空港へ向かう道路をまず左へ122号線へ行きましょう。

酸ヶ湯、下湯ダム方面へ……

途中は水田が沢山……一面田んぼだらけ、まるで弥生時代と自虐している佐賀県を笑えないです。

謎の廃墟が多数。

ちょっと綺麗な別荘地ぽい場所の中に普通にぶっ潰れた家が点在しています。何だこりゃ?

お、分かれ道が見えてきました。まずは左に行ってみようと思います。

道もどんどん小さくなって……ちょっと心細いかも……

隙間から見える川が綺麗でした。でも勢い良すぎ!!

でかいウォータースライダー!!楽しそう!!
……

リアルガチの放水施設でした!!バカでもここから滑る落ちる事を想像したらタマヒュンものです。

さらに上に行くと公園として放置整備された土地。一向に温泉っぽいものが見当たりません。

どうやら反対側の道が正しいようなので引き返しましょう。
管理事務所方面へ、下湯ダム平成湖

さっきのデススライダーがあんな遠くに……

山間の人工物……まさに絶景
それでこの湖。綺麗な色していますが絶対に泳ぎたくない……水深250m以上あるらしいので落ちたら上がってこれないよね(苦笑)
ダムに流れる川沿い あやめ公園へ……あれ?
注意:ここからは残念な事に……煮え切らない状況で終わります。
温泉がある「あやめ公園」は矢別発電所手前の坂を下りていくはずなのですが……

トラロープ……思わず周辺を二度見し……

やっぱりトラロープ。おかしい……
橋の上からあやめ公園が覗けるはずなので原因を探りましょう。

なんじゃこりゃ!!何か凄い事になってる!

草がすべて土の下に埋まってしまって……柵もえらい事になってる。
辛うじて湯気が立っている方向があったので注目すると……

こっちも所々土が大量に堆積している感じ……ん?

あった!たぬきの湯は無事だ!!良かったけど、これじゃ入れないよね。
その場で下湯ダム管理事務所へTEL
……

ごめんなさい、ミッション未達です。
わざわざ死ぬ思いまでして風呂に入りとうございません。ましてや怒られることもしません……
次回に期待……かな^^;
この撮影をしたのが九月中旬。その後の状況は確認できていませんが、今後もちょくちょく覗きにいってみようと思います。
実はたぬきの湯……過去数年間の中で何回も川の氾濫を乗り越えてきた野湯らしいです。
酷いときには、橋が崩落しても次の年には新しい橋が架かっていたという報告もありますので復旧を期待しましょう……
悔しいので、青森の野湯シリーズは今後も不定期で続けていきます!
ゲンサンでした!