

こんにちは、奇跡のヨーロッパ ゲンサン・ボイルです。
今日は落ち込みムードからスタートです。ぶっちゃけやる気なんてありゃしません。

「どうしたんですか、社長。どんよりしてますね」

「実は、コンペ落ちちゃったよ。今回のコピーは自信ありだったんだけどな」
「あらら、残念でしたね……ところで何のコピーを書いたんですか?」
「醤油の蔵元が出す、新商品の醤油のコピーだったんだけど」
「ほうほう、それで?」
「 ーーーゴクッ!と旨いーーー で送ったら、ふざけるなとメールが返ってきたよ」
「クライアントの顧客を殺す気ですか、貴方は」
「んで、コピーを考えるために醤油をちょいちょい飲んでたら胃が荒れてるわ、体がだるいわでさ……
工藤さん何か良い治し方ないかな」

「それなら、浅虫温泉で湯治なんてどうでしょう?」
「温泉入っても胃もたれは治らないって」
「いいえ、社長。浅虫には食べる温泉があります。体の中から健康になれるはずです!」
「食べる温泉?」
食べる温泉を探しに浅虫温泉へ行ってみた。

工藤さんの謎の言葉が気になったので、今回は食べる温泉を探しに浅虫温泉に来ました。
おっと、早速発見?
近づくと、普通の足湯がありました。子供たちがキャッキャと遊んでます。
「まさか人が足浸けてるお湯を飲めって言うのか。あの木彫りの全裸野郎……」
駅にある観光案内所の方に話を聞いた所、どうやら足湯ではなくきちんと飲泉所という物があるそうです。
危うく足湯に口を付けて飲む所でした。

というわけで、駅からホテル海千閣方面に歩いていきます。
途中で赤い看板の食堂が見えたらここを左折です。小さいですが、手前側に看板もありますので目印にしてください。
そして、200mほど進むとそこは……
おぉ、なんかすごい所だ。
まむし? ※注 あさむしです。

これが……食べる温泉……
横に柄杓があります。これで汲めという事なのでしょう。
それでは、マナーに則り神社でよく使われる「ちょうず(手水)」の作法で清く正しく頂きます。
“手水(ちょうず)とは…
1.自分で調べましょう。
…
…
「あっつ!!くっそ熱い!!」
看板を見ると、泉温72.3℃!
飲用するために多少は温度が下がっているとはいえ、手ですくうのは危険すぎます。
湯呑を準備しましょう。
ちなみに、味はそのままイメージ通り「しょっぱい温泉」です。体には良さそう。
効能は消化器系の慢性疾患と便秘などなど……
そして、もう一つの目玉は横にある温泉卵用のコーナー。備え付けの籠に自分で買ってきた卵を入れて、15分程度待てば……
超美味しい温泉卵ができるんです。
他のお客さんもいましたので解りやすいよう。卵に顔を描いて目印にしました。
これはどこかで見たことあるイケメンだ。
卵を投入して待っていたところ、管理人さんぽい人が温泉の温度を測りにきていたのでお話を聞いてみる事にしました。
温泉卵の美味しい食べ方
管理人の方がおすすめする美味しい食べ方2か条
1.なるべく出来立ての状態で食すべし
2.最初から醤油はかけないで何もない状態を食べるべし
卵には人の目では確認できないような小さい穴が無数に開いています。この穴から温泉の成分がしみ込んでいい塩加減になるようです。
なので、味見をせずに醤油をかけてしまったり冷めてしまうと塩味を強く感じてしまうらしいので注意です。
待っている間は……

卵が出来るまでの約15分間、となりにある足湯に浸かって待っていましょう。
浸かっていると全身突っ込みたくなる衝動に駆られるのは俺だけだろうか……
できあがり!
約15分間で完成!やけどに注意しながら上げてください。
さてさて、このまま一人で食べるのもいいんですが折角なのでメンバーのもとに持ち帰って料理に合わせてみることにしました。
いざ、実食!
まずは殻むき!皮のゲンサンの技が炸裂!(皮のゲンサンには二つの意味があります)
…
…
うわぁ、卵はおいしそうだけどこのビジュアルはどうだろう……
なんかこう……頭の中身ぶちまけてる感じ?
そして、青森日和のメンバーが炒めてくれたホウレンソウの上にのせてみました。
すげぇ!売ってるやつだよこれ!
味はほんのり塩味。個人的には醤油は要らなかったです。本当に美味しかった!!
いかがでしたでしょうか
たまにはこういう風に楽しみながら、体験しながらのグルメもいいかもしれません。
浅虫にはまだまだ体験型のおもしろスポットがありますので今後も青森日和で取材しに行きたいと
思います。
ではでは、「ボイルされた奇跡の卵野郎」ゲンサン・ボイルでした。